先月30日に千秋楽を迎えたRENTブロードウェーツアー。私も公演期間中に2回(うち一回はアダム・パスカルのアフタートークあり)観にいきました。実はRENTを観るのは今回が初めてでした。RENTにはまるきっかけとなったのが映画版。人生に対する考え方が変わったと言っても過言ではないです。DVDも買って、サントラも買いました。いつかNYで本物を見よう!と心に決めていたのですが・・NYブロードウェーでの公演は終了。「RENTを終わらせないでー!」という署名にも参加したりしました。
そんな事情あって、映画版にも出ていた、そしてオリジナルキャストであるアダム・パスカルとアンソニー・ラップがRENTのツアーで日本に来るということで、もちろんチケットをとりました。一回目はU列、二回目はI列。U列は遠そうだな〜と思ってオペラグラスを持っていったんですが、休憩後にそれはハンカチに変わりました笑。まず、タイトルにもなっているRENTという一番最初に皆で歌う曲で、圧倒されました。ものすごいエネルギー!映画版で聞いていたアダム・パスカルの声は、初めて聞いた時は正直あんまり好きじゃなかったんです。「昔っぽい声」というか。ですが、今回生で彼の声を聞いて、その表現力の豊かさに感動しました。涙声も、力強い声も。とにかく圧倒されっぱなし。遠い席だったから細かい表情までは分からなかったけど、歌による表現で十分伝わってきました。
アンソニー・ラップは、変な言い方ですが「めっちゃマークっぽい!」と終始思いました。細かい仕草が、きちんと計算しつくされた上でなされているというか。「マーク」を完璧にものにしている感じ。ラ・ヴィ・ボエムの変な動きも観れたし、「ラ・ヴィ〜〜〜〜〜〜〜ボ〜エーム」って伸ばすところも生で聞けて大感動でした。
RENTといえばこれ、という曲Seasons of Loveは、第二幕の最初に歌われました。一幕終わった後の休憩に涙をふいて二幕に臨んだのに、もうしょっぱな号泣です。この曲のソロパートを歌ってらっしゃるグウェンさんもオリジナルキャストだったそうですが、(実は公演後に知りました汗)声がすごかった!!Measure your life in love〜という最後の伸びる所で、その歌声に圧倒されて、「うっ」って苦しくなって涙が溢れました。体験したことの無い嗚咽でした。歌の力ってすごいなぁ。
書きたいこといーっぱいあるんですが、きりがなくなりそうなのでこの辺で。
今回のカンパニーの皆さん、日本に来てくれてありがとう。そして、ありがとう、ジョナサン・ラーソン!
人生で最初で最後のRENTにならないことを切に願っています。